始めに。
2019年現在の僕は過去に多くの人を苦しめた
ギャンブル依存症による様々な症状を忘れかけている。
たった9年近くギャンブルを止めているだけなのに・・・
横柄な性格は、なかなか変わらないな。と、つくづく思う。
僕の依存症が酷かったのは2004年から2010年まで。
親に泣きついてお金を無心。
株で失敗した、会社の金だから穴埋めが必要とウソをつき
今後は２度とギャンブルをしないと誓う。
その誓いを１週間で破り僕はまたスロットにハマっていく。。。
大切な人に嘘をついて、借金を隠す為に
消費者金融からお金を借りる。
嘘を隠すために嘘を上塗りし金策に時間をかける等
本当に無駄な時間を使い金策の方法を考える。
繰り返し繰り返し、自分がイヤになって
明日は止めようと心に誓う。
それでも寝て起きたら
昨日も浮かんだ同じフレーズが
頭を支配する。
明日は勝てる。
負けた原因はこうだ。
こうすれば負けない。
どんなに苦しくても、負けて悔しくても
パチンコ店から一歩外に出たら
いつもの皆に見せている笑顔だけは忘れない。
笑顔は誰にもバレない為の仮面だから。
どんなに無理やりでも必ず笑顔を作る。そういう仮面を作るのはずっと得意でしたから。
そんな日々に疲れてても借金をどうにかしないと
明日のギャンブルからも抜け出せない。
そんな日々が延々と続くように感じた。
生きている意味を見出せずに
死ぬことばかり考えていました。
そんな中、借金の発覚と共にギャンブラーズ・アノニマスを知り
ギャンブル依存症という言葉を知った。
依存症かどうかの質問。
一般的に言われる20の質問では
18個当てはまった。
※7個以上でギャンブル依存症者と書かれている。
僕は重度のギャンブル依存症者だった。
↓20の質問（ギャンブラーズ・アノニマスHPより）
http://www.gajapan.jp/jicab-20questions.html
2010年6月まで、ギャンブルを止めるスベを知りませんでした。
でも
GAに通い始めてからの僕は、それまでの生活がウソのように
GAに通いながらギャンブルをピタッと止められるようになった。
僕と同じように止めようとしている人達と一緒に止めたいという気持ちは強かった。
そう思いながらも人と深く関われない僕の性格もあり
慣れるまでに時間がかかると思ってた。
しかしGAのメンバーたちは僕の心を一瞬で掴んだ。
友達とか親友ではなく
もっと深い 『仲間』 という存在でした。
僕は仲間たちと共に回復の道を歩んだ。
取り急ぎの大問題である返済計画も
当初9年の計画を立てて返済してきたが
6年に前倒しして完済できた。
真面目に仕事に取り組むと
GA のハンドブックに書かれている通り、たちまち収入は増え
お金の問題ではなく生き方の問題なんだと気づくようになった。
今まで出来なかった事が少しずつ出来るようになった。
少額だけど貯金も出来るようになりました‼️
今は借金の問題はないけどGAには通い続けています。
生き方を変えてくれたGAから離れれば
いつか、地獄のようなあの日々に戻る可能性がある。
そう、僕には、その可能性がずっとある
と思っていた方が良いんです。
Once you have turned a cucumber into a pickle, you cannot change it back
一度ピクルスになったら、二度とキュウリには戻れない。
（アルコール問題とアルコホリズムJames E. Royce p136より）
僕の頭の脳みそは、たっぷりとギャンブル漬けになったようです。
新鮮なキュウリで居られ続けられるわけないんです。
だから機会あるたびに
ピクルス脳を洗いに通い続けるんです。
今の僕は
ある心理カウンセラーの資格をとり、同じギャンブル依存症という病気や
精神疾患、家族の問題に苦しむ人達へメッセージを運ぶ活動をしています。
１人１人は異なるので、その全てを理解できないかもしれないが
極力、共感的に理解しようと努めています。
また身体的な病においても告白すると
2013年に悪性腫瘍にも罹患するも様々な出逢いを通じて奇跡的に回復した経験があります。
こういった話をすることで同じようにガン宣告を受けた本人や
家族へのメッセージ活動もしています。
依存症真っ只中だった僕は自分の生きている理由が探せずに死ぬことばかり考えていました。
今の僕は
自分に自信をもって生きることができています。
僕が、こうなれたんだから
きっと、このブログに辿り着いた貴方・貴女も
自信をもって生きる日が来るはず。
人生は雨のち晴れ
この言葉の意味を1人でも多くの方に経験頂けると
このブログを立ち上げた意味があります。
少しでも長くブログを続けられるよう応援を
よろしくお願いします。
