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人間にも動物にも、同じ種の中で生きるルールがあり、ある仕組み、あるルールの中で生きている。

もし、どうしようもない環境にいる人が、このブログに辿り着いたなら、少しだけでも心が動いて

変わろうとする

そんな小さな勇気が生まれることを切に願う。

僕は大学を(勝手に)休学して留学手続きをしたり、転職を繰り返す人生を送ってきた。

初めての転職でも海外に逃げた。

これ自体が、活動量がスゴいだろ!という話ではない。

僕には耐えられない環境に留まって我慢する勇気がない。

すぐに疲れて、キレて、イヤになる。ほとんどのことがどうでも良くなって朝まで悩んで・・

それでも腹が減ったら、ちゃんと食べて寝る。空腹にも耐えられない。死ぬ勇気もない。

起きたらまた、様々なことに疲れて、イヤな思いになる。

【僕は何をしてるんだろう。なぜ生きているんだろう】そんな事を日々考えていた。

ニュースで流れる事件の犯罪者の考えや気持ちは、おおよそ理解できた。

当時の僕は環境を恨み、人に対する憎しみや羨望の感情の中、自虐的な行為を繰り返し生きていた。

そして、そんな自分から

僕はずっと逃げたかった。

腕をぐるぐる回せば、僕を取り囲む空気が変わり、運命が変わるとか、明日はきっと良くなるとか。。

大した努力もしないのに

未来だけが劇的に変わることを強く望んでいた。

社会人になり10年以上経っても、その考えが変わることはなかった。

ただ年を重ねただけだった。

心が成長しないまま、ただ大人になった。

僕は異常なまでに孤独を感じていた。

結婚しても昇進しても僕の心は何も変わらなかった。

しかし、現在の僕はどうだ。

ACで自罰的な自分、そして依存症という病が影を薄め、色眼鏡越しに見ていた環境の色味が

少しずつ事実の色に近づいている。

自分の好きな仕組みの中で生きる努力をするって、どうやってするのか。

僕が掛けてきた色眼鏡で、最も事実の色から遠ざかる色素があることが分かって

その色を抜く努力や色が薄くなる努力をしたら

見える世界が違ってきた。

その変わった世界観を大切にしながら、少しずつ色を取っ払えば、仕組みを変えることができた。

僕の場合、環境を曇らせる最も濃い色素は、『あるべき論』でした。

特に同じ組織にいるのであれば僕と同じ姿勢や努力を見せるべきと強く思っていました。

部活ではキャプテンを務めていました。先生が部活に顔を出すまでのトレーニング方法は僕に任されていて

部員にトレーニングを伝えるとサボる人がいた。

みんな一生懸命やってるのにサボるとは、どういうことだ!と胸ぐらを掴み恐怖で部員を支配をしていた。

勤めていた海外の企業ではパフォーマンス悪ければクビになるだけなので皆同じように必死だった。

だからストレスを感じたことがなかった。

しかし日本では、必ずサボるがいた。

出来る人に仕事が集まり、そのうちデキル人は病んでしまっていた。

最も多いのは、適度にサボる人。平々凡々と心病むこともなく過ごしているようにみえる人。

そして、なぜか、、全く仕事をしている様子のない人が複数人いる。

僕はキャプテン時代を思い出し、この人たちに反応してきた。

それは【組織】を知らなかったからだった。

例えば

働きアリの集団組織の中には激しく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、【働きアリ】の名前に似合わず

全く働かないアリが2割程いるようです。

その組織の激しく働くアリを意図的に組織の外に出すと、普通のアリの一部が激しく働きだし、全く働かないアリが普通に働きだす。

そして、周りの雰囲気を察して一部のアリがサボりだすそうです。

これは一般的に人間組織にも当てはまり、1つの組織の下では2-6-2の法則が成り立つと学びました。

※便宜上2-6-2をA-B-C で表現

僕は過去に『D 君はいいヤツだったけど異動したら変わっちゃった』とA群に属していたD 君を恨んだり

性格が嫌いだった『Eさんがチカラをつけて伸びてきた』と焦ったことがあった。

なんて事はない。

A群に属していたD 君はある組織ではB群に属しただけ。

Eさんは、組織変更でA群の人が抜けたので無意識的か意識的にA群になっただけ。

組織構成員が変われば人が変わる。

人が組織を変え組織が人を変えている。

僕はかたくなに、『良く出来る人』で居たがる。そして、周りにも良く出来て欲しいと、過剰なまでに干渉し

コントロールしたがる。

組織のCの人たちを何とかAにしたい。

海外で経験したような、たぎるようなライバル心で仲間たちと切磋琢磨したい。

僕が面倒な人間であることは、さておいて、自分の間違った正義をかざし、人に強要するから疲れる。

これは『組織』という仕組みに逆らっているから疲れるのではない。

僕自身が作り上げた『仕組み』を変えられないから疲れるのである。

僕自身が作り上げた仕組みとは、僕はA 群に居るべき論なのです。

こんな僕は神様からのお叱りを受けて大病を患い、組織から半年程出て、さらに戻っても時短。

仕事内容もC群でも出来る仕事を経験しました。その時に、今まで甘えていた長渕剛ファンの後輩が

メキメキとチカラをつけて伸びた。彼はCからB に移動しただけだったが、お陰で組織は大きく動き

チカラ関係が変わった。

海外の企業では集団のチカラとか組織のチカラではなく、個々の社長の集まり。

さち商店は、企業Aの名前を借りて売上を上げリベートを発生させるだけの一対一の関係で『組織』ではなかった。

サッカーにしても、400メートルリレーにしても日本は【組織力】に勝る。

日系企業は効率良くないけれども海外よりも生産を増やす為に残業してビジネスを勝ち取る。

そんな日本の社会では【決まりきった組織】の中で【数々の成功体験に基づいた旧来の方法】に従い

日本の人間社会を成している。

それらの中に収まらない人たちを【協調性がない】とか【こういうもんだ】と仮の常識を押し付けてくる。

一歩下がってみてみよう。

あなたは組織の構成員です。そして、きっとA 群の人です。

あなたは何か不満があります。ストレスを感じています。しかし、金銭的な都合で抜けられません。

抜けたら成功体験に基づいた方法から逸脱する不安や恐怖が生まれるからです。

でも、方法は色々あります。

その組織においてはC群に属してみましょう。きっと誰かが自分の代わりになってくれます。

それで、あなたの評価が極端に落ちることはありません。

または、組織から離れましょう。新しい組織は、あなたにABC のいずれかを与えるでしょう。

そして、あなたはAを目指しながら組織の構成員比率に従ってポジションを獲るでしょう。

最後に、ずっと、ブッチギリのAで居てみてください。企業を上から動かせるまで昇進したら仕組みは変えられます。

僕たちを取り巻く環境が変わっても自分が変わらないと仕組みの中に巻き込まれがちです。

肩のチカラを抜いて冷静に組織を分析すれば自分のポジション、生きづらさの原因、疲れ。ストレス。

取り囲む仕組みの全てが見えてくる。

見えてから変える努力をする。

それだけで充分に変わっていく。

ルールや仕組みは同じ人間が作ったものです。自分という人間が動くことで変えていく。

自分という存在が自分の好きな世界を作っていく。

全員がそうなれたら

日本はスゴく住み心地の良い国になる。

あなたの人生は過ごしやすくなる。

ほんの少しだけ、いつもと違う自分を試してみてください。

自分は、どこにいるのが良いのか。

光が見える方向、行きたい方向が分かるようになります。

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