NO IMAGE

『許す』

緩ませるということからの派生。

絡まった糸を緩めるということから分かる通り

感情的になりそうな出来事に対して感情的にならずに

相手を自分の許容範囲に入れることではない。

『許す事』について

身の回りにある普通のモノや事柄から確認しようと思う。

例えば簡単に買える缶ジュース、缶コーヒーには様々な種類がある。人によって好みも違えば

値引きなどがキッカケで普段飲まないモノを手にする事もある。

多少高くても体に良いとか機能性食品を選ぶ人も居るかもしれないですね。

人には【自分】が居て、自分が居る【場所】があって、【季節・天候】があって【気分】があって【予算】がある。

それらのベストマッチを満たすサービスを自分で探す。

飲み物の例の場合、暑い日は冷たいもの、寒い日は温かいコーヒー等。

【】で書いたのを満たされる条件とすると、人は様々な条件を自分なりに咀嚼して選んで行動に移す。

その結果については評価しながらも納得感を得ているように思う。

また失敗したら自分の条件の何にはまらなかったのかを分析して次回購入時の参考にしている。

しかし例えば、この条件を咀嚼出来ない状況で同じ結果になる場合、納得感は得られないようである。

冬の寒い日に、凍えそうな外出先で待ち合わせに遅れてきた友人が

『ごめんな、待たせて。のど渇いただろう?』

と、押し付けがましくキンキンに冷えた500cc の炭酸を買ってきて、しかも140円だったけど100円で良いから払って!

と請求されたら、あなたは

『ありがとう!』と言えるだろうか。モヤモヤして、どこかのタイミングで誰かに

【こんなことがあってね】と話し、もやっとした気持ちを手放せないんじゃないでしょうか?

でも、少し考えたら何故、友人は空気を読めないまでもドリンクを用意してくれたんだろう。

理由は、遅刻をした埋め合わせとか笑いをとりたかったとか、本当に驚くほど鈍感な人だったとかあるかもしれない。

ジュースを買ってきた行為についてはイライラする原因ではなく、自分の条件に合ってないから

イラっとするんですね。

でもそのイライラは、必要なイライラなんだろうか。

それに対する自分の不正直な反応こそが問題の本質なんです。

僕が同じ場面に遭遇したとしよう。

『のど渇いただろう?』

『今日冷たい飲み物はないだろう、要らないからお金も払わない』

僕は正直に答えるだろう。不正直な自分を出さない訓練をしてるから。

でも、正直さと許す許さないの話は別。

これは自助会のメンバーが真摯に取り組んでいるスピリチュアルの成長の部分。

本当にカケラも怒らない人が居たら、その人のスピリチュアリティは極めて高く神様的に受容できる人だろう。

少なくとも僕は修行の身。

まさに全く足りない寛容さや受容力を日々高めようと努力しているけれども

やはり日々許せない事はある。

他人を許せなくなる気持ちが芽生えるのは

自分が快感、快適と感じる条件や日常を他人に崩された時に起こりやすい。

その条件を緩ませる事こそ許すということであり

私が例として突きつけた態度は許すの真逆。

拒絶である。

僕は許す生き方が身に付いていない。

だからこそ日々練習させてもらっているんだが。

ジュースのくだりで、僕はどうすれば、彼を許す事になるだろうか。

まずは、正直に冷たい飲み物は要らないと反応してみる。

次に、その人はなぜ、そもそも自分にジュースを買ってくれたのか?を聞いてみる。

その時の彼の言葉、反応で支払いの是非を決める。

関係性を大事にしつつ、その行為が意味する気持ちをくみ取る。

汲み取って自分の次の反応を決める。

僕は、いつかそういう反応が出来るまで

自分のスピリチュアルを磨いていきたいと切に願う。

いつかきっと、会社で起こる様々な不条理も

親戚・家庭の関係性も、過去も現在も全て許せるようになりたい。

そのためには自分が心を緩ませて自分以外の全てと接していく努力が必要なのです。

自助会の真骨頂は、アルコールやギャンブルやクスリを止めるだけでなく

生き方を変える練習だと言われている。

しかし生き方を変えるというのは、バクっとし過ぎていて

人によって捉え方が違う。

ならば、許す生き方を手に入れる努力をする事。というのはどうだろう。

喜怒哀楽は必要な感情としても

『怒』は時にマイナスの強いパワーを引き寄せて、アリ地獄のように抜け出せなくなる。

手放せるなら手放した方が気持ちよく人生を送れます。

もし何か小さな、許せない事があったら、それは自分がどうなれば手放せるのか

神様が宿題として与えた気付きの機会なのかもしれません。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!

カウンセリングについての最新記事4件

Created with Visual Composer