今、あなたが居る場所から
見える景色はどんな景色ですか?
マンションの高層階に住んでる人は
街中が一望できますか?
家に居る人は
お隣さんのテレビがチカチカしているガラス窓が見えますか?
病院のベッドの上に居る人は
窓の外に何が見えますか?
僕は新幹線に乗って
仲間からメールを眺めてます。
勝手に感情が動きます。
苦しいだろうなぁ、勇気がいるだろうなぁ。と。
そんな事を考えてたら涙が出てきました。
その瞳で窓の外を見ても
素早く通り過ぎる夜景しか見えませんでした。
時には人生は、ゆっくり進むこともあります。
時には人生は、急転直下、転がり落ちることもあります。
新幹線のように怒涛のスピードで通り抜けることもあります。
でも、全部が全部。
自分の人生なのです。
まずは一旦受け止めるのが
大事な作業です。
認める。受け入れる(受け容れる)。
すごく大事です。
先週も仲間から勇気のある相談・告白を受けました。
僕には祈ることと、話を聞いてあげる事しか出来ない。
それでも僕に話してくれるのは、僕が悪性腫瘍に罹患した経験があるからかな。
神様に与えられている時間は仲間たちの幸せに使います。
まずは無事を祈ります。
僕の祈りは、どんな治療よりも効きますから(⌒‐⌒)。
★★★★
日の出と共に起床。
窓の外に見える山。
朝陽を浴びた木々たちは暗闇残る中
紫色で朝を迎える。
名前の知らない池は
オレンジ色に反射している。
雪まじりの雨が降り
それが銀色にキラキラ輝く。
山には青い屋根の家が目立つ。
この地方の特長だろうか。
紫色・オレンジ色・銀色・青色。
4色のハーモニーが美しい。
きっと現実は、もっと美しい。
僕の右目は見えないけど、でも良い。
今日も生きられている。
感謝しかない。
★★★★
この文章は手術を終え、右目の視力を失い眼瞼下垂になった僕が
右目を頑張って見開いた時の日記です。
場所は東北。季節は冬。
仕事以外では縁(ゆかり)の無かった土地ですが
今では大好きな土地になりました。
これが何の励みになるのか分かりませんが
もし、そこから見える景色が好きになれなかったら僕を呼んでください。
好きな色を教えてください。
その時に咲いているキレイな色の花を持っていきます。
だから
ゆっくりと、穏やかにお過ごしください。
大好きな仲間へ。
あなたの人生も雨のち晴れです。
共に晴れの日々を楽しみましょう。
トップ画面は僕の大好きな五色沼。
(写真をお借りしました。)
いつか僕もキレイに色を反映する沼の写真を撮る。
湖畔のロッジの窓からの眺め。
五色になる沼を夢見て。