旧約聖書に書かれている、いけにえのヤギ。

もともとは贖罪のためヤギに罪を背負わせて野に放ったという故事から生まれた言葉。

中世ヨーロッパにおける魔女狩りから派生し脈々と続いていた

アフリカやアジア民族における魔女狩り。

異常気象や自然災害を神の怒りと解釈し10歳未満の少女をいけにえにする文化の民族もいる。

そして、日本を含む先進国においてもコロナ・パンデミックを

早期に止められなかった各国の首脳陣は自国の対策の甘さはさておき

世論の攻撃の矛先を変える為に、とにかく中国のせいだと責任を転嫁し始める。

人間は不都合な事が起こると何かを犠牲にして身を守ろうとする習性がある。

何百年も世界中のどこかで確認できるスケープゴートを探す事実からも分かる。

マスクをしない乗客をボコボコにする。正義という名の下に・・・。

これと同じ心理が学校や会社を始めとする集団
そして家庭内でも起こっている。

ある生徒が、先生に怒られている。
その間、気分を害するクラスメートは先生に加担し一人を責め始める。

これが、イジメの始まりとなる。

会社ではミスが多い人を執拗に責める。
自分のミスは隠す。お前のせいだと押し付けて逃げる。

同僚はウツになり退社を迫られる。一人に罪を被せて、無かった事にするパターン。

家庭内では、高圧的な父。父に従順な母。暴力、圧力、恐怖が家庭内にある。

強すぎる母、ダメ出しがコミュニケーションの親子。

ごめんなさいが口癖の子がスケープゴートにされる。。

学校や家庭内に内在する不都合が発生した時、
暴力や圧力が向けられた先の弱いモノをいけにえにして

自分自身の安全を確保しようという集団心理が働く。

その犠牲者。スケープゴートからの相談に真剣に耳を傾ける。

その中で見えてくる真実がある。

スケープゴートには特長がある。
大人しい、歯向かってこない、弱い。

(肉体的に)(立場、能力が低い場合が多い)

そして何より積み重ねてきた過去に自信がなく

極端に自尊心が低い。


生きる意味や明るい未来を描きにくい心理が常態化しているが多い。

健常な人は言う。イジメられる側にも問題があると。

でも、僕は思う。
随分身勝手な判断だなぁ。と。

スケープゴートという存在、そして

その人が持たざるをえなかったキャラは
その人の問題ではなく人との関係性の問題なのです。

スケープゴートの『過去』を背負っている方へ

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自尊心の向上は考え方の転換に繋がります。

うまく行きそうで行かない。
過去の考えや行動がヒョコッと顔を出し依存対象からは長期間離れられたのに

ちっとも回復した感覚がない。

そんな人は、もしかしたらスケープゴートの経験をしたインナーチャイルドが、癒やされないままだからかもしれません。

よく頑張った!ありがとう!あの頃の私。


年末で忙しくなる時期ですが、時間を作って、ゆっくり自分の心に問いかけてみてください。


それが過去なら癒やしましょう。

そして『今現在もスケープゴートで困っている』ならば

まずは各自治体の相談窓口に介入をお願いしましょう。

だいそれたことをする勇気が無ければ、まずは僕に連絡しましょう。

相談窓口を味方につけておくことは、実はだいそれた事ではありませんが、まずは勇気の一歩を。

少しでも、貴方が生きやすくなるように。


安全に年末年始を過ごす為に。

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