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僕は彼女の夢に乗じて仕事を辞めビザと航空券と安いスーツ、履歴書を持って海外に飛び出した(2回目)

悪くした人間関係を清算したい。

ハチャメチャな金遣いを清算したい。

真剣な表情で『100万円だけ用意してほしい、今回は就職してくるから、それ以上は要らない』と、またも親に無心した。

親も日本から離れれば無茶は出来ないのを経験上知っている。これが最後と100万円を振り込んでくれた。

僕は皆が思うよりも真剣に海外で働きたかった。もう、ほぼ疲れきっていてギャンブルにはギブアップしたかった。

当時の正直な想いです。

僕は人生最大のギャンブルと称して海外で働く道を選んだ。絶対に成功させる!

最初のバイト先は、そのまま就職先となるのだが僕の必死さが伝わり

ワーキングホリデービザでは働けない期間が近づくと海外で働く外国人として正式にワーキングビザがおりた。

日本では経験したことの無い出版社の営業、しかもマネージャークラス

(外国人にはスペシャルスキルが必要で、何の資格も無かった僕はマネジメントスペシャリストとしてビザ申請された)

バイトから正社員になるとハネ上がる給料。数年間の安定、しかもピザの継続はラクになる。

僕は彼女に結婚を申し込む。結婚するならビザを所有してる僕の妻として、この国で生きていこうと。

オーシャンビューの高層マンション。

プールは室内外にあり。

サウナ、カウンターバー。

駐車場の上にはボーリングと呼ばれるスポーツ広場

我が家にもシャワールームが2ヶ所。

営業で使う車は借りっぱなし。

もったいない程広い部屋。

そこら中が観光地。

負けっぱなしだった僕の人生は急転した。

僕は最大のギャンブルに成功した。

幸せな日々は3年間続いた。

3年後に祖父母の急逝により日本を往復する妻が一言。

『自分の両親が、いつか同じことになる。その時は海外ではなく近くに居たい』

僕たちは帰国を決意する。

妻が居ない間、僕はカジノにハマる事になる。

現金が無くなったら、止めれば良いのに僕はカジノの換金コーナー横にあるクレジットカードのキャッシングに手を出す。

大学生の頃から何も変わっていない事を悟りながら、僕は止められない自分の事を考えないようにし始める。

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