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【沈黙は金】という言葉をご存じですか?

確率は分かりませんが大半の人が間違った解釈をしていると思います。

黙っていれば(イヤな場面や話し合いは)過ぎる。沈黙という価値はゴールドに等しい。

という意味ではありません。

衣装哲学の言葉。『雄弁は銀、沈黙は金』からの切り抜きであり、意味としては

よどみなく話せるのも大事だが、黙るべき時を知ることは、雄弁よりも大事である

という意味。【故事ことわざ辞典より】

言葉の生まれが海外なので、海外にありがちな口論。口論で必要な教えとしての哲学。

相手の意見を聞かずに雄弁にどんどん言葉を被せるよりも

黙って聴くべき時は聴く姿勢が人間には大事という教えである。

この沈黙は金という言葉を

都合よく解釈して自分を苦しめていないか。

だからストレスが溜まるんじゃないか?

と自分自身に問いかけたら

吉本興業の問題や依存症の苦しみの原点が分かるような気がする。

※このブログを書いてる途中で吉本問題が浮上してきたので追加してます。

僕が大好きな雨上がり決死隊の宮迫さんも、そんな感じだったのかな。

もし、ファミリーやったら、自分は子供で、子供が正直に言おうとしてるのを止めるのが親ではない。

亮さんの言葉も、その通りすぎますね・・

昨日の岡本社長の会見では歯切れが悪いんじゃなくてウソをついているので、これまた今後苦しいでしょうね。

ウソには3種類のウソがあると思ってます。

1つは善意に充ちたウソ。

善意に満ちたウソをつく場面に出逢うのは一生の中で何回かしかないと思います。

僕の場合は

僕の甥が急性リンパ性白血病で2年間入院した結果、身体は小さく顔は腫れ、毛が抜け落ちていました。

『さち兄、俺もさち兄みたいにすぐに普通の生活できるようになるかな』

向こう1年以上入院するのを聞かされていた僕は迷いながら

『俺なんかより全然すぐ復帰できるよ、ただしガン細胞を全部追い出すまでは頑張れよ』

と伝えた。その後2年かかって回復した彼からは

『さち兄が普通の生活できるっていったから頑張ったよ。ガン細胞が居なくなるまで2年かかっちゃったけどね』

と言ってくれた。

彼はガン細胞が居なくなる期間が長くなったのは自分のせい(自分の抗体のせい)と自分の事として受け止めていた。

あの時、正直に伝える必要は無かった。と後々分かって安心した。

2つ目は悪意に充ちた保身の為のウソ。

吉本興業の問題やギャンブル依存症の問題はウソから始まる(ギャンブル依存はウソと借金がセット)

と言われている。保身の為、バレないようにする為、パワハラは無かったかのように振る舞う為。

話は少しだけ本題から離れるが昨日2004年のヒットメドレーを聴いて妻と話した。

『2004年って、俺ギャンブルばっかりやっててさ。こんなに好きな音楽も全然聴けてなかったんだぁ。』

妻は笑った。そっかぁ、あんなに一緒に聴いたのにねぇ。と。

ウソを積み上げてる時は何も入ってこない。朝から晩まで自分が何かをした事にしてギャンブルやってたから。

昨日の記憶は無い。昨日の真実は語られる事はないから。

毎日ウソを積み上げる。

大好きな人にさえ。支えてくれる家族にさえ。

これはツラい。ツラいけど辞められない。

苦しいけど、誰にも助けを求められない。

悪いのは自分って分かってるから。

3つ目は沈黙。隠すウソ。

僕は沈黙は金を勘違いして使っていた。

『あんたパチンコしなくなったね』

と妻に言われたとき『あぁ』と答える。

【僕はパチンコはしない。スロットしかしないから。】

それで僕の中では【ウソはついていないんじゃないか?パチンコはしない。あぁ、しか答えていない】

宮迫さんか言っていた勝手な解釈が頭の中で始まる。ウソをついている自分を否定し始める。

貫くと決めたら黙る。沈黙こそ金である。と突き進む。

宮迫さんも亮さんも良心の呵責にひっかかり、どうしようもなくなった。

沈黙を貫くのは生きるスベとしては間違っています。

上司に理不尽な怒られ方をする。

お客さんに怒られて『私の不徳のいたす所です』とセリフだけ繰り返す。

真因は闇の中。

沈黙が守る(見えない真実)こそ、語られるべきなのです。

私は顧客業態別の戦略を考える部隊に所属している。

定量的な仕事ではなく定性的な仕事ばかりで評価も成果も見えにくい。

そんな仕事に携わるのが3人。

そのうち2人(私を含む)は腹落ちするまで議論を止めません。

1人は寡黙に文句も言わずに言われたことをやろうとします。

でも寡黙な1人は提出間に合わず成果物も期待に沿わないようで、よく上司から怒られています。

しかし怒られても黙っています。

黙っていれば過ぎる。そんな姿勢が周りをイライラさせています。

私は5日間で決着させる案件に3日間手をつけられなかったので、早々にギブアップして上司に渡しました。

【会社から怒られるのは上司、早々にギブしたから、あとは頼みます】

結果的に、その案件は上司が2日で仕上げてくれた。

会社は連帯責任なんだろうから僕は出来ない事は出来ないと宣言しちゃいます。

うちには障がい児がいて妻のサポートが出来るのは僕だけだから会社一辺倒にはなれません。むりむり。

それまでは、黙って間違った沈黙を続けました。

いつかは分かってくれる。

いつかは理解が得られる。

怒られても時が解決してくれる。

それらは間違ってました。

伝えるべきを伝えないと相手には分かりません。伝えた内容がウソなら訂正を。

伝わっていなかったら何度でも伝えよう。

沈黙は、受けとる側も誤った解釈で理不尽な要求をするかもしれないし

沈黙を貫く人も意図が伝わらないと理不尽な想いをしてストレスを感じる。

その想いは自分の姿勢の問題と気づかずに。

最近、身体が大きくて仕事の遅い後輩が先輩からディスられた時、『先輩、その一言傷つくんですけど』

と一言発している。うまいなぁと思って僕が誉めると、その先輩(僕にとっては後輩)は2度と言わなくなる。

『おい、お前やめろ!』と高圧的に指導するより全然良いですね(⌒‐⌒)

沈黙で耐えるのではなく、その反応を受けて自分がどう感じたのかを返す。

これはすごく大切なことです。

もし、生きづらさが残る人が居るなら

自分が押さえ込んできた気持ちを発信する努力をしてみよう。

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